【連載小説】 狙われた女  37話

 

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「私達には、サタンって見えるよ。」

 

 

「えー!うそー!」

 

 

「店員になりすまして、HDDを配っていたんだ。」

 

 

「そんなー、どうして、どうして?」

 

 

「彼が黒幕だよ。」

 

 

「それじゃ、私は、サタンに狙われていたんですか?」

 

 

「いやいや、サタンはそんなケチなことはしない。」

 

 

「すいませんねー。ケチな命で。」

 

 

「あーゴメン。そうじゃないんだ、

サタンなんて名乗るのは、低級霊のやり方ってこと。

そんなことで、おどしてるチンピラ霊だよ。」

 

 

「あの、それじゃ今度のHDDも?」

 

 

「もちろん、そうだろうね。

でも大丈夫、私が、今日、持ち帰るから。」

 

 

「でも、どうして、私を狙うんですか?」

 

 

「家族がいる家では、

めったに夜中の3時にはテレビつけないよね。

一人住まいということで、狙われたかもね。」

 

 

「でも、ショックー! 解決したと思ったのにー。」

 

 

「まあ、大丈夫でしょう。

ヤツは、バレたことに、気づいてないから、

今度はこちらからワナをかけてやりましょう。」

 

 

「ワナですか?」

 

 

「フフ、ちょっと考えがあるのサ。」

 

 
平良さんは、その日、HDDを持ち帰っていった。

 

 

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