【連載小説】 狙われた女  35話

 

 

「ん? もしかしてあれは、外付けHDDじゃない?」

 

 

「そうなんです。

前のものよりも数倍容量も大きいですし、

4つの番組を同時に録画できるんですよー。」

 

 

「ですよーって、あんな目にあってあんた平気なの?」

 

 

「これは、新品ですし、

係りの方がサービスしてくれたんで大丈夫ですよ。」

 

 

「・・その係の人は、前の時と同じ人?」

 

 

「ええ、そうですけど、とても親切な店員さんですよ。」

 

 

「なるほどね。」

 

 

「え?なんなんですか?」

 

 

「んー、まあいいさ。

ところで、このテレビは、

配達の人が、設置したんだよね。」

 

 

「はい。」

 

 

「HDDもそうだよね。」

 

 

「はい。そうですけど、なにか、問題ありますか?」

 

 

「その店員さんの名刺とかって、もらってない?」

 

 

「ああ、もらいました、

えーと、“さはしさん”って人です。コレです。」

 

 

「やっぱり、ふざけやがって。」

 

 

「え?」

 

 

「マイさん、今からや○だ電器に行きましょう。

まだ開いてるから、そこで、確認しましょう。」

 

 
平良さんにせかされるように、

私たちは、や○だ電器に向かった。

 

 

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