
プルルルル、プルルルルー。
「はい、マイです。平良さん大丈夫ですか?」
「うん、良く寝た。」
「え?」
「ハハ、大丈夫。もう、終わったから。」
「ホ、ホントですか?」
「確認もとれたから、100%大丈夫ですよ。」
「え? 確認って?」
「あ、ああ、
住職が完璧に供養してくれたからって意味。
大丈夫。」
「ありがとうございました。私、助かったんですね。」
「そっ。しかも、マンションまで手に入れました。
メデタシ、メデタシ。」
「あのー、来週マンションのほうへ引越しますので、
ささやかですが、お祝いしませんか?」
「いいですね~。
それじゃ、メドがついたら連絡ください。
待ってます。」
やたー。終わった~。
私、助かったんだー。