私たちは、早速プランを実行した。
まず私は、最後の番号のナンバ○ズ4を30口購入した。
「よし、これで1500万円は、キープできるだろう。
今度は、マンション探さなきゃ。」
新都心に2LDKで2800万円という物件があった。
新築でオール電化。
ひとりで住むには、最高の物件だった。
「よし、これに決めた。」
もはや、迷っている暇はなかった。
私の命がかかっているのだから。
あっけにとられる不動産屋さんに、
頭金1000万円を渡して、
とりあえず、マンションを押さえた。
「マイさん、あとはとりあえず
必要な衣類だけを持ってホテル住まいをしてください。」
「はい、分かりました。」
「私は、金曜日にアパートで待機して、
夜中の3時05分、奴らをHDDに閉じ込めます。
それで、おしまいですよ。」
「平良さん、スゴイ。
私は、どうお礼をしたら良いのでしょう?」
「あ、お金は、奴らからもらうから大丈夫。」
「え?もしかして・・・、買ったんですか?」
「当然。
当たるって分かってるんだからいただきます。
たまにはこんなご褒美があってもいいでしょ。ヒヒ。」