【連載小説】 狙われた女  19話

 

 

そして、また、金曜日。

 

どーせ、当たってるんだから、

記帳してサッサとか~えろう。

 

 

ジー、ジジッジー、ジジジジジジ。

 

 

なんか、音がハデじゃなかった?

 

 

「記帳が終わりました」

 

 

よし、見~ない!

あ~とで。(え?)

 

 

酒のチカラをかりることにした。

今見ると、仕事にならないし、気を失うかもしれない。

赤ワイン飲んで、それからだー。

 

 

 

時間は、夜9時を過ぎていた。

すでに、赤ワインのボトルは、一本空いていた。

 

ぜんっぜん酔わない。

グレープジュースのように飲んじゃった。

 

 

「よし、それじゃ、もう一本あけよう。」(そっちかい)

 

 

 

さすがに、ワインも効いて、私は、コロッと寝てしまった。

 

 
ゲッ、またやっちゃった。何時?いま?

わ!3時だー。ヤバイー。

 

バタバタとシャワーに入り、

髪を乾かしていたら目線にテレビが入った。

 

そうだった、まだ、見てなかったな。

 

どうせ、当たってるんだ、怖がることはない。

むしろ、嬉しいことじゃないか。

 

よし、今の勢いで見てしまおう。

通帳を開いて、エイ!

 

関連記事

ページ上部へ戻る