【連載小説】 狙われた女  17話

 

 

月曜日のお昼休み。

私は、み○ほ銀行の前にいた。

 

今回は、もう、確信めいたものがあった。

だいたい、これで私をだましたとしても、

何の得があるというのだろう。

 

すでに、私の通帳には、

まぎれもなく、420万円が入っている。

この事実、以上に説得力のあるものはなかった。

 
ウッシャー、買うどぉー。

 
どうしてなんだろう、全然緊張してない。

多分当たっても、前ほど、興奮しないだろう。

 

当然という感じで、

ナンバ○ズ4の購入手続きを進めていった。

 

さて、何口にするか。

私は、いったい、いくらのお金がほしいのだろう。

 

とりあえず、10口だ。

前回の倍。

 

当たれば、800万~1000万円になる。

そんなお金、見たこともないから、ピンとこない。

 

420万だって通帳の数字でしか、見てないのだ。

そして、購入した。

 

 

ナンバ○ズ4、ストレート、10口。

 

 

よし、終わった。

 

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