【連載小説】 狙われた女  14話

 

 

朝になって、昼間のバラエティー番組を録画しようと

HDDの録画表を開いた。

 

アレ? 

 

やっぱり、また入ってる。

 

 

『未来の約束 第二章』

 

 

タイトルは少し違うけど、多分あの映像だ。

夜中には、無かったんだけどな。

なんか変な感じ。

 

とりあえず、また、見てみることにした。

 

「なんだこれは・・」

 

なにか、映像はあるのだけど、

ノイズがひどくてさっぱり見えない。

 

「もういいや」

 

私は、仕事に出かけた。

今日は、土曜日で午前中だけの仕事。楽勝だ。

 

それにしても、宝くじが当たるなんて・・

でも、現実なんだよねー。

 

ふー、スゴすぎる。

自分の年収をかるく超えるお金が手に入ってしまった。

 

あの映像は、本当に、神様からのプレゼントなんだろうか?

 

おかしな話で、想像以上の幸運が起きると

何か疑い深くなってしまう。

 

ドッキリか?

それにしては、オチが遅い。

 

しかも、通帳にもうお金入ってるし、

銀行巻き込んでドッキリかけられるほど、

私は、有名人でもなんでもない。

 

こんなことって、本当にあるんだー。

 

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