
『第5霊人』始まります。
去年、17年飼っていた、猫のミーが死にました。
いるのが当たり前の存在でした。
死ぬ前日に触っていても、ゴロゴロと喜んでいました。
食欲がなくなったので、これは、いよいよだなと思っていたら、
翌日、死んでいました。
動物を飼っていると、必ず来てしまう瞬間なのですが、
今回は、17年も生きたこの猫に敬意すら覚えました。
そして、悲しい気持ちもあるのですが、
横たわって動かないミーを見て、
ああ、ここには、もういないんだ、
という不思議な気持ちになりました。
形は、なきがらとして残っているのですが、
彼女(メスでした)の気配が無いのです。
殻を脱いだんだ、そんな、感覚でした。
私には見えませんが、たぶん、自由になった、
開放された・・。
そんな気分になりました。
この物語は、死を「なんだ?」
という角度から眺めてみようと思って書いてます。
楽しい思い出、悲しい時、辛いとき、
人生のひとつひとつの出来事を
そうかもしれないなと
笑えたらと思っています。
宗教をお持ちの方で、
イヤな思いをされると申し訳ないですが、
これは、私の、私見であり、
物語であるというスタンスで
お読みいただけたらと思っています。
それでは、お付き合いください。