
「ネギマア、その後なにか、
手がかりみたいのは、あった?」
「う~ん、それがねー、全くないんだ。
この間の連中も、黒幕には、
あったことがないらしいし。」
「なんか、それも変ね。
一つも手がかりがないなんて。」
「そうなんだよ。
まるで、現世に居ないんじゃないかと思うぐらい。
まったく、情報がないんだ。
こんなことは、初めてかもしれない。」
「霊人界にいることは、考えられない?」
「イヤー、そんなこと。
できたとしても、無意味だと思うよ。」
「そうよね、本人にとっても
なにもメリットないもんね。」
「どこかに、うまく隠れてるんだろうね。」
「ねえ、ヤツは、HDDとか
IT系とかハイテクに強いよね。
そこに、ヒントがないかな。」
「確かに。今までとは
まったく違う手口だったね。
そうか・・、もしかして、
そこに、ヒントがあるかも。」
「ユイちゃんの旦那さんの涼介さん、
IT系に詳しいから、相談してみようかな。」
「そうだね、ギーモ、それお願いしていいかな。」
「わかった。まかせて。」