【連載小説】  第8霊人  7話

 

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「ネギマア、その後なにか、

手がかりみたいのは、あった?」

 

 

「う~ん、それがねー、全くないんだ。

この間の連中も、黒幕には、

あったことがないらしいし。」

 

 

「なんか、それも変ね。

一つも手がかりがないなんて。」

 

 

「そうなんだよ。

まるで、現世に居ないんじゃないかと思うぐらい。

まったく、情報がないんだ。

こんなことは、初めてかもしれない。」

 

 

「霊人界にいることは、考えられない?」

 

 

「イヤー、そんなこと。

できたとしても、無意味だと思うよ。」

 

 

「そうよね、本人にとっても

なにもメリットないもんね。」

 

 

「どこかに、うまく隠れてるんだろうね。」

 

 

「ねえ、ヤツは、HDDとか

IT系とかハイテクに強いよね。

そこに、ヒントがないかな。」

 

 

「確かに。今までとは

まったく違う手口だったね。

そうか・・、もしかして、

そこに、ヒントがあるかも。」

 

 

「ユイちゃんの旦那さんの涼介さん、

IT系に詳しいから、相談してみようかな。」

 

 

「そうだね、ギーモ、それお願いしていいかな。」

 

 

「わかった。まかせて。」

 

 

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