【連載小説】  第8霊人  5話

 

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「そうです。しかも、黒幕がいるみたいで、

かなり多くの霊魂を迷わせているんです。」

 

 

「そういう人たちは、

まだ、第1霊人とか第2霊人とか

今世に未練が強い人たちかな?」

 

 

「ええ、ほとんどがそうです。

ただ、もしかして、黒幕は、

もう少し、上の霊人かもしれません。」

 

 

「しょうがないなぁ~。

それじゃ、なんのための

生まれ変わりの修行なんだか。」

 

 

「本当、そうです。

それで、黒幕を捕らえて

この悪い連鎖を絶たないといけないんです。」

 

 

「なるほど、ネギマアさんも大変だ。」

 

 

「それから、彼は、第8霊人になったそうです。」

 

 

「へー、スゴイな。ガンバってるねー。」

 

 

「実は、私も、上がれるかもしれないんです。」

 

 

「そういえば、こっちにいても

霊格を上げることができるって、

いってましたよね。」

 

 

「はい、今回の100年も逃げていた霊や、

その手下を成仏させたのが、評価されたようです。」

 

 

「そうか、ネギマアさんとギーモさんがやってるんだ。

まるで、悪霊ハンターみたいだね。ハハ。」

 

 

「こういうヤツらは、

みんなの修行の邪魔になりますし、

現世の人たちの人生も狂わせますから、

退治しないと。」

 

 

「ハハ、やっぱり、悪霊ハンターだ。」

 

 

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