「ふう、とりあえず、今朝も子供を通した。」
「通園時間ぐらいが、
ハーツさんに戻れる時ですからね。」
「もう、慣れたけど、
やっぱり、開放感はあるなー。
問題は保育園だよ。」
「ハハ、おゆうぎは、慣れました?」
「あれは、辛い。マジ通園拒否しようかな。」
「そんな事言ってると、カシーラに怒られますよ。」
「そうなんだよ、
なんで保育園の先生に生まれ変わるかなー。
だいたいねー、
僕が先に生まれ変わったのに
どうしてむこうが、年上なの?」
「ハーツさん、霊人界では、
こちらの時間の概念は通用しませんからね。
本人が選んだ人生が優先されますから。」
「まあ、わかっちゃいるんだけど、
レーヴァは、猫だし、
テヴァは、九官鳥、
なんでみんな近くにいるのよ。」
「やっぱり、ソウルメイトなんですよ。
そういえば、ターレとシオデイも
近くにいるみたいですよー。」
「マジ? まいったね。
でも、どうして、
今回は前世の記憶が消えないんだろ。
もう、三年経つのに。」
「本当、そうですよね。どうしてなんでしょう。」
(あんたが、原因。)