【連載小説】  第8霊人  27話

 

aurora-69204_1280

 

 

レーヴァ:

「あのー、私たちのことは、覚えてます?」

 

 

ネギマア:

「あー、レーヴァ、とテヴァね。

大丈夫、ちゃんと聞いてきたから。

えーと、なんだっけ?」

 

 

レーヴァ:

「またー、そんな扱いなんだからー。

私たちは、ハーツさんを守る役目なんですよー。」

 

 

ネギマア:

「冗談ですよ。

ちゃんと聞いてきましたから。

あのですね、

レーヴァさんも、テヴァさんも

口から波動が出せるそうです。」

 

 

レーヴァ:

「え?口からですか?」

 

 

ネギマア

「そうです。鳴き声を出す感じで。

レーヴァさんは、ネコですから、

ミャーです。

テヴァさんは、九官鳥なので、

ピーですね。」

 

 

 

「・・・・・・・」

 

 

ネギマア:

「いや、本当ですって。

やってみるといいですよ。」

 

 

レーヴァ:

「じゃ、やってみます。

・・・ミャー。」

 

 

 

ポン。

 

 

シン:

「きゃはははー。ポンだって。

レーヴァさん、かわいい波動だー。」

 

 

 

「・・・・・・・」

 

 

テヴァ:

「それじゃ、私も、やってみます。

・・・ピー。」

 

 

 

ペス。

 

 

シン:

「きゃはははー。ペスだって。

テヴァさんも、かわいい波動だー。」

 

 

レーヴァ:

「あのー、私たちは、ハーツさん守れますかね?」

 

 

ネギマア:

「今のは、リハーサルですから、

本番では、上の人も、

もっとパワーくれますよ。

 

ぷーッ。

 

ごめんなさい。我慢出来なくて。

 

あはは~。

 

 

レーヴァ:

「あー、笑ったー。

やっぱりふざけてるー。」

 

 

ネギマア:

「すいません、すいません。

あまりに音がかわいいんで・・。つい。」

 

 

関連記事

ページ上部へ戻る