【連載小説】  第8霊人  22話

 

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陽子:

[それでは、みんな揃ったところで、

今回の計画を話しましょう。」

 

 

ネギマア:

「今回のギーモの事件は、

上の方でも、重く見ているんだ。

 

おそらく、黒幕は、霊人界にいたものだろう。

それが、成仏もせず、現世で殺人を犯した。

これは、現世だけじゃなく、

霊人界の規律も大きく犯している。

それどころか前代未聞のことだ。」

 

 

陽子:

「そうそう、こんなキレイな私を

殺すなんて絶対に許せない。」

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

陽子:

「みんな、どうして、黙る。サ。」

 

 

ネギマア:

「まあ、とにかく、奴を捕まえて成仏させないと。」

 

 

ユイ:

「ねえ、こうして、

第7霊人が集まったのはいいけど、

どうやって、私たちは、彼を成仏させるの?」

 

 

陽子:

「ユイちゃん、私たち高格霊人は、

上の人の力を相手に伝えることができるのよ。」

 

 

ユイ:

「へー、どうやるの? 

カメハメ波みたいに、ハアーーとか?」

 

 

陽子:

「まったく、外れてるわけでもないよ。

両手を合掌の形にして、

指先を相手に、向けるの。

それで、上からの高い波動が

相手に伝わるって感じかな。」

 

 

ユイ:

「スゴーイ。

そんなの一度やってみたかった。

かっけーなー。」

 

 

ネギマア:

「まあ、上からの高い波動では、

黒幕もひとたまりもないと思うよ。」

 

 

陽子:

「そうそう、案外あっけなく

終わっちゃうかもね。」

 

 

ユイ:

「ふ~ん、そうなんだ。

ねえ、これ、リハーサルとかできないの?」

 

 

陽子:

「オイオイ、あんた、

ドラゴンボールごっこしたいだけでしょ。」

 

 

ユイ:「ハハ、バレたか。」

 

 

ネギマア:

「でも、リハーサルも必要かもね。」

 

 

ユイ:

「でしょー、やろやろ。」

 

 

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