
陽子:
[それでは、みんな揃ったところで、
今回の計画を話しましょう。」
ネギマア:
「今回のギーモの事件は、
上の方でも、重く見ているんだ。
おそらく、黒幕は、霊人界にいたものだろう。
それが、成仏もせず、現世で殺人を犯した。
これは、現世だけじゃなく、
霊人界の規律も大きく犯している。
それどころか前代未聞のことだ。」
陽子:
「そうそう、こんなキレイな私を
殺すなんて絶対に許せない。」
「・・・・・・・・」
陽子:
「みんな、どうして、黙る。サ。」
ネギマア:
「まあ、とにかく、奴を捕まえて成仏させないと。」
ユイ:
「ねえ、こうして、
第7霊人が集まったのはいいけど、
どうやって、私たちは、彼を成仏させるの?」
陽子:
「ユイちゃん、私たち高格霊人は、
上の人の力を相手に伝えることができるのよ。」
ユイ:
「へー、どうやるの?
カメハメ波みたいに、ハアーーとか?」
陽子:
「まったく、外れてるわけでもないよ。
両手を合掌の形にして、
指先を相手に、向けるの。
それで、上からの高い波動が
相手に伝わるって感じかな。」
ユイ:
「スゴーイ。
そんなの一度やってみたかった。
かっけーなー。」
ネギマア:
「まあ、上からの高い波動では、
黒幕もひとたまりもないと思うよ。」
陽子:
「そうそう、案外あっけなく
終わっちゃうかもね。」
ユイ:
「ふ~ん、そうなんだ。
ねえ、これ、リハーサルとかできないの?」
陽子:
「オイオイ、あんた、
ドラゴンボールごっこしたいだけでしょ。」
ユイ:「ハハ、バレたか。」
ネギマア:
「でも、リハーサルも必要かもね。」
ユイ:
「でしょー、やろやろ。」