【連載小説】  第8霊人  14話

 

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陽子さんは、その日のうちに、

志保出くんと会ってアプリの制作にかかった。

 

 

担当の志保出くんは、

やはり、シオデイの生まれ変わりだった。

(なるほど、近くにいるよ。)

 

 

当然、前世の記憶はなかったが、

やはり、同じ第7霊人だけあって

すぐに打ち解けることができたようだ。

 

 

「ねえ、平良さん、

待受画面に仁王像とかどうですか?」

 

 

「んー、いいんだけどね、

それは、第二弾でイイかな。

とりあえず、般若心経がメインで、

浄化が目的だから。

仁王像だと、完全に魔よけになっちゃうし。

寄り付かないとマズイしな。」

 

 

「そうですか、それでは、お守りの画像で、

その中に般若心経が隠れてる感じはどうですか。」

 

 

「うん、それ。できるだけ、

シンプルなほうがイイね。」

 

 

「わかりました。これでしたら、

2,3日で、できちゃいますね。」

 

 

「本当。じゃ、細かいことは、

シオ・・いや、志保出くんに任せるから、

早速つくっちゃって。」

 

 

「了解です。おまかせ下さい。」

 

 

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