【連載小説】  第8霊人  10話

 

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ピンポ~ン、ピンポ~ン

 

 

「夜の卓球便で~す。お邪魔?」

 

 

「当然です。夜まで来るか。」

 

 

「ごめん、ごめん、

今日は、涼介さんに

教えてもらいたいことがあってね。」

 

 

「え?僕に。いったいどうしたんですか?」

 

 

「実はね。」

 

 

 

「う~ん、そうか、

電気的にどういうネットワークがあるか、

ということね。」

 

 

「そう、地球上で考えられることは、

調べたんだけど、何か見逃してないかな。」

 

 

「電波に関することは、調べたの?」

 

 

「え? 電波?」

 

 

「そう、電波って目に見えないけど、

地球上を駆け巡っているよ。」

 

 

「そうか。電波か。」

 

 

「いまじゃ、テレビ、ラジオ、

無線、携帯電話、

あらゆる電波が飛び交ってるからね。」

 

 

「なるほど、それだと瞬時に地球上を移動できるわけだ。」

 

 

「え? 移動?」

 

 

「いやいや、続けて。」

 

 

「電波って、簡単にいうと、

電離層に反射して届くんだけど、

電波の種類も、長波、中波、短波って

いろいろ性質が違うんだ。」

 

 

「ちょっと、難しいけど、ようするに、

電波は世界を巡ってるってことよね。」

 

 

「そういうことだね。」

 

 

「確かに、携帯電話で世界中に繋がるわけだものね。」

 

 

「本当、便利だよね。」

 

 

「ありがとう。涼介さん、

少し可能性が見えてきたよ。」

 

 

「こんなんで、良かったら、いつでもどうぞ。」

 

 

「さて、お話も済んだようですが、

陽子さん、お食事は?」

 

 

「えー、悪いなー、

お! ナス焼きに冷奴があるじゃん。

どうーして食べたいの分かったの?」

 

 

「・・・・・・・・」(みんなおっさんということね)

 

 

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