
「さあ、ハーツさん、邪魔者は消えました。」
「ギーモさん、こんにちは。いつも、すいません。」
「今日は、ネギマアからの話で、
レーヴァさんたちが、生まれ変わるということを聞きました。」
「本当ですか。レーヴァさんか、懐かしいな。」
「どうやら、彼もグループが近いらしくて、
私たちの近くに生まれ変わるようですよ。」
「え? そうなんですか。
でも、彼は久しぶりの人生なんで、
ちょっと、苦労しそうだなぁ。」
こうして、ギーモさんが、
向こうの情報を持ってきてくれるので、
記憶が無くなるどころか、
かえって向こうのことに詳しくなってしまった。
「ピンポーン、ピンポーン。」
「ただいまー、パパでちゅよー。」
「おかえりなさい。涼介さん、
お風呂にしますか?ご飯にしますか?それとも、寝る~?」
「寝る寝る、ガルルゥー。」
「ハイハイ、サカらない。サカらない。
ユイちゃんは、後でねー。」
「なーんだ。つまんないの。」
(まだ新婚だからね)
「みゃー、みゃー、みゃー。」
「あら? 猫の鳴き声だ。」
「あ!忘れてた。そうそう、子猫がついてきたんだよ。
なんか、妙に必死に鳴くんだよね。」
「へー、猫にモテるんだ。」
「こらこら、青年実業家にむかって。
私は、結構モテるのだぞ。」
「ハイハイ、で、子猫は?」
「あ、そうだった、玄関までついてきたんだ。
まだ、いるかな。」
「みゃー、みゃー、みゃー。」