「キャハハハー。」
「えー、もう、笑った。気に入ったのかな?
でも、笑うの早過ぎない?」
「きっと、まだ、前世の記憶があるんだよ。」
「まさかー。偶然ですよー。」
「屋比久君とも相談してみて、タブン、気に入るよ。」
「分かりました、今晩さっそく、相談してみます。」
その夜・・
「『シン』かー。『屋比久心』ねー。
いいねー、なんかこの子にピッタリかも。」
「でしょー。私も、イイと思う。・・決まりかな。」
「よし、『シン』で決まりィ。」
こうして、私の今世での名前が決まった。
私も、気に入っている。
「シンちゃーん、遊ぼー。」
「あら、陽子さんまたきたんですかー。」
「なんだ、迷惑そうじゃないか。」
「っていうか、今朝きたばかりですよー。」
「まあ、そういうなって、
私はこの子の、ゴッド・ファーザーだぞ。」
「なんか意味違う気がするけど、確かに、名付け親です。」
「だろ、だから私にはだっこする権利がある。サ。」
「はいはい、それじゃ、シンちゃん、
ゴッドねーちゃんにだっこしてもらいなさい。」
「コラ、誰が和田アキコだ。」
(古すぎて誰も知らない)