「なんだって、それじゃ、
私は、お前の子供として生まれ変わったのか?」
「そうです。肉体的には。
でも、これで、また一緒ですね。」
「そんな、ストーリーなの?
まだ、正直ピンとこないんだが・・」
「私は、あなたより、少し早く生まれ変わりましたので、
再び一緒になるには、この方法しか無かったんです。
この女性には、といっても今の私ですが、
私の前の記憶は、ありません。
今、前の私の記憶は、潜在意識にいて、
あなたに話しかけています。」
「というと、潜在意識のなかでは、伝わるということなのか?」
「そうです。あなたの新しい肉体は、
成長とともに、あなたの今の記憶を無くします。
それでも、もっと深いところで、
私たちは、繋がっているんです。
でも、前の記憶で会話をするのは、これで最後です。
そういう、ルールなんです。」