
いよいよ、明日だ。
やっと、追いつける。
でも、本音をいえば・・、
もう少し、第7霊人界を味わいたかったな。
「ネギマアさん、たった一日のお付き合いでしたが、
いろいろありがとうございました。」
「はい。ハーツさん、ごきげんよう。」
こうして、私は、また新しい人生を迎えることになった。
《再生の日》
「ああ、もう生まれますね。先生呼んできてください。」
「はーい。」
「うーん、うーん、うーん、うーん、イッ、痛いですー。」
「大丈夫ですよ。もう、生まれますからね。
あとちょっと、がんばりましょう。」
「痛い!痛い!痛い!痛いー!」
「はい、先生来ましたからね。すぐですよー。」
「もうーダメー、死ぬー!」
「はい、いきんでください。もう、生まれますよー。」
「うん、うん、うん、痛いー!」
「ユイちゃん、がんばってー。」
(え?)
「さあ、頭が出てきましたよー。
最後にもう一度、いきんでー。」
「うーん!うーん!うーーーーーん!ぶみーッ!」
オギャー!オギャー!オギャー!
「おめでとうございます。男の子ですよ。」
「ユイちゃん、よくがんばったー、感動だー、エーン!」
(ん?ん?)
「はあ、はあ、はあ、・・
ヘヘ、やったどぉー、産んでやったどぉー!
あー、お腹すいた。」
(こ、これは?)