「ハーツさん、どうしますか?このボディを押さえますか?」
「はい、お願いします。こうなったら、早いほうが良いかと。」
「分かりました。このボディをキープします。
生まれ変わる日は、明日です。」
「明日ですかー。なんだか、生まれて死んで、
また、生まれて・・
もう、頭がこんがらがってきそうです。ハハ」
「ハーツさん、今度の人生は、すばらしい人生ですよ。
ゆっくり、してきて下さい。」
「ありがとうございます。
あ、でも、人生レポートの提出はいいんですか?」
「第7霊人からは、人生レポートは、自分で書かないんです。
過去の個人個人の人生経験を見て、上の霊人界の人が決めます。
ハーツさんの場合、ハードな人生をたくさん経験してますので、
いままでより、かなり楽な人生になると思いますよ。」
「本当ですか?
あの、上の霊人界の人っていうのは、
第8霊人界の方なんですか?」
「いえいえ、もっともっと上の存在です。」
「まさか、神様?」
「そう、思ってもらっても、良いんじゃないですか?
私も、そこまでは、知らないんです。」
「へー、そうなんだ。
なんだか生まれ変わるのが
初めて楽しみになってきました。」