
「あのー、ネギマアさん、教えていただきたいことがあります。」
「はい、なんでしょうか?」
「実は、死に別れた女房のことなんですが、
この第7霊人界にいると聞いたものですから・・・」
「ああ、そうでしたか。」
「それで、調べてもらうことはできますか?」
「ハーツさん、同じ霊格人同士ですから、
調べなくても、もう同調してますよ。」
「と、おっしゃいますと?」
「奥様をイメージするだけで、会うことができます。
簡単です。やってみてください。」
「イメージですか? あれ?
おばあちゃんの彼女しか浮かばない。
ハハ、まずいですね、コレ。」
「お二人が初めて出会ったシーンを思い浮かべてください。
それで、同調しますよ。」
「そうなんですか。えーと、あれは、確か、
小学校の5年生の時かな・・」
「・・・・・・」
「あら? 同調しませんね。」
「もしかして・・・」
「え? なんですか?」