こっちへ戻って2日経った。
「ハーツさん、お疲れ様でした。
さあ、それでは、皆で、第7霊人界へ行きましょう。」
カシーラの嬉しそうな声だ。
「皆、よろしいですか?それでは、両手を天に向けて下さい。」
なんだか、昔見た、アメリカのカルト教団みたいだ。
それに、第7霊人界は、やっぱり、上にあるのかね?
ま、そんなとこでしょね。
上に飛ぶのかと思ったら、体の回りを大きな光の輪が包んだ。
それは、一瞬だった。
え? ここなの?
「そうですよ、ここが、第7霊人界です。ようこそ。」
ひとりの若者が、立っていた。