【連載小説】  第5霊人  45話

 

 

こっちへ戻って2日経った。

 

「ハーツさん、お疲れ様でした。

さあ、それでは、皆で、第7霊人界へ行きましょう。」

 

カシーラの嬉しそうな声だ。

 

「皆、よろしいですか?それでは、両手を天に向けて下さい。」

 

なんだか、昔見た、アメリカのカルト教団みたいだ。

 

それに、第7霊人界は、やっぱり、上にあるのかね?

ま、そんなとこでしょね。

 

上に飛ぶのかと思ったら、体の回りを大きな光の輪が包んだ。

それは、一瞬だった。

 

え? ここなの?

 

「そうですよ、ここが、第7霊人界です。ようこそ。」

 
ひとりの若者が、立っていた。

 

関連記事

ページ上部へ戻る