【連載小説】  第5霊人  44話

 

 

今度のは、向こうで言う40年かかった。

 

うわーーーーぁ! はぁ、はぁ、はぁ・・・

 

「はい、終了でーす。よく、生きました。」

 

レーヴァは、ご機嫌だった。

 

「ね、あっという間でしょ。

カシーラの心遣いで35日間で終了しましたよ。」

 

「ということは、最初からまだ、35日しか経ってないと?」

 

「そうです。そして、これで、皆、7霊人です。

おめでとうございます。」

 

ああ、そうだったな。ハハ。

やった! やったどォー!

 

でも、マジ疲れた。

あー、もう死にそう。(死んでるし)

 
そりゃそうだ、35日で、

4つの人生で、4回死んだんだからな。

 

しかも、こっちで、35日っていっても、

俺はあっちで、100年ぐらい生きたり、

死んだりしたんだから。

 

それで、どーして、あいつらが、上にいけるの?

インチキだ。不公平だ。

ぜったい、おかしい。

 

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