【連載小説】  第5霊人  42話

 

 

しかし、何なんだこの連中。

こっちに仕事させて、

ちゃっかり自分たちのポイント貯めるなんて。

 

しかも、これで、霊格まであがるなんて。

いくら、こちらのルールがあるっていっても、

完全に公務員体質だ。

 

なるほど、生まれ変わりたくないわけだ。

 

そうと決まったら、すべては、早かった。

話を聞いた2日後には、

最初のサンプル人生として生まれていた。

 

それは、孤独な人生だった。

両親は、物心付かないうちに亡くなり、

親戚をタライ回しにされ、最後に命を絶つというものだった。

 

うわーーーーぁ! はぁ、はぁ、はぁ・・・

 

気がつくと、レーヴァが迎えてくれていた。

 

お疲れ様でした。ね? あっという間でしょ?

 

私にとっては、そんなものじゃなかった。

 

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