【連載小説】  第5霊人  33話

 

 

さあてと、これでしばらくは、ゆっくり、できるかな。

 

「ハーツさん、《前世課》の手続きは、終わったようですね。」

 

レーヴァだった。

 

「ええ、9割達成できていたので、

レポートのチェックも簡単でした。

ボーナスポイントまでいただきましたよ。ハハ」

 

「すばらしいですね、9割達成でしたか・・

ハーツさんは、この次元のエリートですね。」

 

「私も、ほっとしました。

しばらく、こちらの生活を体験したら、

また、次の人生を始めようと考えています。」

 

「え?すぐ、生まれ変わらないんですか?」

 

「ええ、まだ、49日も経っていませんし、

1年ぐらいは、こちらの生活も体験してみようかと・・・」

 

「そうですか・・、いえ、そうですよね。

まだ、亡くなられたばかりですものね。」

 

「なにか、レーヴァさんのご都合が悪そうですが・・」

 

「いえいえ、そんなことは、ありません。」

 

「レーヴァさん、何か、隠してます?」

ドキッ!

 

「だから、それ、伝わりますよ。」

 

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