さあてと、これでしばらくは、ゆっくり、できるかな。
「ハーツさん、《前世課》の手続きは、終わったようですね。」
レーヴァだった。
「ええ、9割達成できていたので、
レポートのチェックも簡単でした。
ボーナスポイントまでいただきましたよ。ハハ」
「すばらしいですね、9割達成でしたか・・
ハーツさんは、この次元のエリートですね。」
「私も、ほっとしました。
しばらく、こちらの生活を体験したら、
また、次の人生を始めようと考えています。」
「え?すぐ、生まれ変わらないんですか?」
「ええ、まだ、49日も経っていませんし、
1年ぐらいは、こちらの生活も体験してみようかと・・・」
「そうですか・・、いえ、そうですよね。
まだ、亡くなられたばかりですものね。」
「なにか、レーヴァさんのご都合が悪そうですが・・」
「いえいえ、そんなことは、ありません。」
「レーヴァさん、何か、隠してます?」
ドキッ!
「だから、それ、伝わりますよ。」