【連載小説】  第5霊人  3話

 

「あの、失礼ですが、あなたたちは、

天使とか死神とかそういう存在なんですか?」

「んー、ま、仕事的にはそういった風にいわれますけど、

どっちかというと、あなたが思い出すまでの、

サポートをするのが仕事です。

こっちでは、そーですねー、市役所の戸籍担当みたいな・・・」

ますます、分からん。

 
「ですよねー。」

「アレ?私、今しゃべりました?」

「あ、ゴメンなさい。

わたしどもの次元では、言葉という概念がなくて、

思いがそのまま伝わるんですよ。

ハーツさんもすぐ思い出しますよ。」
「え? ハーツって?」

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