【連載小説】  第5霊人  28話

 

 

彼女と別れて、しばらく、ぼんやり歩いていたが、

やはり、私はもう、ココの次元の人間ではないと、実感した。

 

「ハーツさん、どうでしたか?前の世界は?」

 

「はい、もう、過去のものでしかないですね。

それよりも、私を見える女性に会いましたよ。」

 

「ええ、彼女たちは、特殊な存在で、

わたしたちの霊人界と3次元の世界を

リンクさせることができるみたいです。

よく、スポーツ選手が、

ゾーンに入ったみたいな言い方をするでしょ。

あれも、本人たちは、無意識に、コチラの世界と

リンクしてるんです。

イメージ通りにプレーできる、

まるで、神がかりなプレーの連続、すべて、リンクです。」

 

「そうかー、向こうでゴルフやっても、

全部ホールインワンですものね。」

 

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