【連載小説】  第5霊人  21話

 

 

「アレ? ちょっと、待ってくださいレーヴァさん。

そうすると、僕たち5霊人は、

その下の次元を見ることができるんですよね?」

 

「ええ、もちろん、それにハーツさんは、

まだ、亡くなって49日以内ですから、

ご自由に見ることができますよ。」

 

「そーなんですかー、ちょっと、退屈してたんで、

前の世界をのぞいてみていいですか?」

 

「どうぞ、どうぞ。」

 

「ちなみに、どうすれば・・・」

 

「あ、簡単です。イメージしてみてください。

生前の町並みとか、親しいかた、お子様、お孫様など・・

その波動に呼ばれますから。」

 

「そんなに、簡単なんですか?」

 

「ええ、49日以内は、許可なしでいけますから、

いつでも、ご自由に。

ただし、向こうの方には、同じ理由で、

ハーツさんの姿は、見えませんけど・・」

 

「なんか、幽霊になったみたいで、面白そうですね。へへ。」

 

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