「お疲れ様でした。これで、あなたの5回目の人生が終了しました。」
「え? あの、あなたには、私が見えるんですか?」
「ま、いいじゃないですか。徐々に思い出しますよ。」
「レーヴァ、どうします?」
気がつくと、もう一人、いた。
「テヴァ、まだ、記憶が戻るのに時間が必要だよ。
彼の時間に合わせてあげよう。」
この人たちは、いったい何者なんだ?
「でも、時間て、無いも同然なのに・・」
「ま、そういうなって。3次元の世界では、
けっこう大きな影響があるんだから。」
なんだ?この会話。
「周平さん、とお呼びしたほうがいいですか?それとも・・・」
「はい、私は周平ですが・・」
「ハハハ、あ、ゴメンなさいね。まだ、無理ですね。
あちらで、亡くなられた方が周平さんです。
それでは、あなたは? 誰でしょう」
そ、そういえば、俺は誰なんだ?