【連載小説】  第5霊人  16話

 

 

ハーツさん、だんだん、分かってきたでしょ。」

 

「ええ、もういいって感じです。」

 

「ハーツさんのように、まだ、肉体のイメージがあるうちに、

次の人生に生まれ変わったほうがいいんです。」

 

まだ、完全にこっちのこと思い出した訳ではなかったが、

そうかもしれないと思った。

 

「でも、そこまで分かっていて、

どうしてレーヴァさんは、生まれ変わらないんですか?」

 

「はい、前にも言いましたが、

もう、役所以外のやり方はコワイんです。

理屈じゃわかってるんです。

でも、やはり・・」

 

ふーん、そうなんだ。でも、何か引っかかるな。

 

「レーヴァさん、何か隠してません?」

(ドキ)

 

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