「ハーツさん、だんだん、分かってきたでしょ。」
「ええ、もういいって感じです。」
「ハーツさんのように、まだ、肉体のイメージがあるうちに、
次の人生に生まれ変わったほうがいいんです。」
まだ、完全にこっちのこと思い出した訳ではなかったが、
そうかもしれないと思った。
「でも、そこまで分かっていて、
どうしてレーヴァさんは、生まれ変わらないんですか?」
「はい、前にも言いましたが、
もう、役所以外のやり方はコワイんです。
理屈じゃわかってるんです。
でも、やはり・・」
ふーん、そうなんだ。でも、何か引っかかるな。
「レーヴァさん、何か隠してません?」
(ドキ)