
「あのう、レーヴァさん、実はお願いがあります。」
「なんでしょう?」
「はい、私は、8年前に女房を亡くしまして、
今、彼女は何処にいるのか調べることはできませんか?」
「ああ、それねー。みんなそれ聞くんですよー。
役所のメモリー見れば分かるんですが、
そこの担当のターレってのがめんどうでして、
私も、苦手なんですよー。」
「そこをなんとかなりませんか。」
「んー、こればかりは。ターレに借りつくりたくないしなあ・・。」
「あ!私の名前先に言ったこと話ちゃうかなー。」
「エエエエェェェーーーー、止めてください。
せっかくためたポイントが減らされてしまうー。」
「でしょ。だから、お願い。一生のお願い。」
(死んどるけど)
「えーー、マジですか? んーー、やっぱり、イヤです。」
「カシーラって、こわそっ」
「ダメーーーー、カシーラは絶対だめ!彼女は鬼です。」
(いいのか)
「わかりました、わかりましたよー。
それでは、なんとか調べてみます。」
「ありがとー。さすが、苦労人。」
「変なほめ方やめてください。
今回だけですよ。特別ですからね。」