この次元制では、違う次元の人とは、接触できない。
つまり、ここに、いるひと? たちは、
皆、5霊人ということだ。
「ハーツさん、その姿はもういいんじゃないですか?」
そういえば、私の姿は死ぬ直前の老人のままだった。
「え?でもどうすればいいんですか?」
「簡単ですよ。ただ、イメージするだけです。
ハンサムな役者さんでも、美しい女性でも、
なんでも、アリです。」
「へー、そうなんだ。」
「ま、姿かたちは、この次元では、意味ありませんけどね。
ジョニー・デップは100人はいます。ハハ」
「たしかに、ここでは何霊人であるかが、
意味があるということですね。」
「その通りです。」
「じゃ、私は、知り合いが分かりやすいように、
この間の人生の、若いときの姿にします。」
「それが、よろしいかと・・
でも、残念ながら次元の違う方とは、会えませんよ。」